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フリーランスエンジニアのエージェントの選び方|面談する側から見た比較

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面談する側から見たエージェントの選び方(折りたたんだ地図と、道筋でつながった目印)
目次 7項目
  1. SIer出身者が比べたいエージェント7社の比較表
  2. 面談する側から見たエージェントの選び方5つ
  3. 2016年から1社で続けてきた僕がエージェントに頼っていること
  4. エージェントを使うメリットとデメリット
  5. エージェントを使ったほうがいい人・直接契約でもいい人
  6. 登録から参画までの流れ
  7. エージェント選びのよくある質問

フリーランスエンジニアのエージェントは、「得意分野が自分の経験と合うか」「単価交渉を代わりに進めてくれるか」「対象エリア・年齢・経験年数の条件に自分が入るか」の3点で選ぶのが近道です。案件数や知名度は、この3点を満たしたうえで比べれば十分です。

僕は2009年に新卒でSIerに入り、2016年にフリーランスエンジニアとして独立しました。.NETを中心に、業務系システムの現場で働いています。独立してからずっと、エージェントは1社だけを使ってきました。いまは現場で、業務委託のエンジニアを面談する側の一人として参加することもあります。

この記事で紹介する7社は、どれも僕自身は使ったことがありません。だから「使ってみた口コミ」は書きません。各社の公式サイトで確かめた情報と、面談する側・1社で続けてきた立場から見た選び方を書きます。

エージェント経由の案件では、担当者との面談のあとに現場との面談があります。面談の準備はフリーランスエンジニアの面談対策にまとめています。

SIer出身者が比べたいエージェント7社の比較表

SIer出身のフリーランスエンジニアが比べたいエージェントとして、この記事ではテクフリ・Midworks・レバテックフリーランス・ギークスジョブ・インフラエンジニア案件ナビ・エンジニアスタイル・ITプロパートナーズの7社を取り上げます。表の並びは順位ではなく、幅広い分野を扱う会社から、特定の分野や使い方に絞った会社の順です(広告の報酬額では並べていません)。どれが合うかは、経験の分野・住んでいる地域・いまの働き方で変わります。

フリーランスエンジニア向けエージェント7社の特徴。テクフリは10%マージン案件あり、Midworksは報酬保障(審査あり)、レバテックフリーランスは職種・言語で案件を絞り込める検索、ギークスジョブは福利厚生プログラム「フリノベ」、インフラエンジニア案件ナビはインフラ・ネットワーク専門、エンジニアスタイルは複数エージェントを横断検索、ITプロパートナーズはエンド直案件9割
7社の特徴(2026年10月1日・14日に各社の公式サイトで確認)
サービス種類得意分野対象エリア年齢・経験年数支払いサイトマージン・商流福利厚生・保障
テクフリエージェント開発・インフラ・PMなど幅広い公式に記載なし(エリア検索は東京都内の区が中心)公式に記載なし公式に記載なしマージン率10%の案件あり福利厚生サービス(ITFC)
Midworksエージェント開発・インフラ・PMなど幅広い(C#.NET・VB.NETの案件も掲載)公式に記載なし(このページからのご案内は関東・関西・愛知・福岡の勤務地、21〜59歳、エンジニア経験あり)公式に記載なし20日サイトが標準(案件により異なる)エンド/SIer直の案件が約70%有料のパッケージプラン、報酬保障(審査あり)
レバテックフリーランスエージェント職種・言語・勤務地などで案件を絞り込める(C#・COBOLなどの言語の案件ページがある)公式にエリア条件の記載なし(案件検索のエリアは東京都・大阪・福岡・愛知など)公式に記載なし(このページからのご案内は、エンジニア経験の確認があり、24歳未満・65歳以上は対象外になることがある)公式に記載なしマージン率・エンド直の割合とも公式に記載なし公式に記載なし
ギークスジョブエージェント公式に記載なし公式に記載なし(個別説明会・商談はオンライン可。リモート可能案件は83%以上)公式に記載なし(このページからのご案内は、エンジニア経験があり、50歳以上は対象外になることがある)公式に記載なしマージン率・商流とも公式に記載なし福利厚生プログラム「フリノベ」(無料)
インフラエンジニア案件ナビエージェントインフラ・ネットワーク(開発系の案件もあり)掲載案件の地域区分は東京・神奈川・埼玉・千葉(フルリモートの区分もあり)公式に記載なし月末締め翌月20日払い公式に記載なし公式に記載なし
エンジニアスタイル複数エージェントの案件を検索できるサイト掲載元のエージェントによる掲載元のエージェントによる掲載元のエージェントによる掲載元のエージェントによる掲載元のエージェントによる面談ギフトのキャンペーン(条件あり)
ITプロパートナーズエージェントWeb系・スタートアップの開発、PMなど公式に記載なし(このページからのご案内は1都3県在住の方)公式に記載なし(このページからのご案内は25〜49歳・経験3年以上の方)公式に記載なしエンド直の案件が9割公式に記載なし

表は横にスクロールできます

表の内容は、各社の公式サイト(サービス紹介・よくある質問・福利厚生のページなど)で確かめたものです。確認日は、レバテックフリーランスとギークスジョブが2026年10月14日、それ以外の5社が2026年10月1日です(ITプロパートナーズの条件のみ2026年9月29日)。案件数や条件は変わることがあるので、登録する前に公式サイトで最新の情報を確かめてください。

比較表の見方(対象エリア・年齢・経験年数)

比較表で最初に見てほしいのは、対象エリア・年齢・経験年数の3つの列です。ここに自分が入っていないエージェントに登録しても、案件を紹介してもらえないことがあるからです。

エージェントは、紹介できる案件がある人に時間を使います。紹介できる案件が無い地域に住んでいたり経験年数が案件の条件に届かなかったりすると、登録しても連絡が来ないまま終わることがあります。これは利用者の能力の問題ではなく、エージェントが持っている案件と条件が合っていないだけです。

困るのは、この条件を公式サイトにはっきり書いていない会社が多いことです。今回の7社でも、公式サイトに年齢の条件を明記している会社はありませんでした(ITプロパートナーズ・レバテックフリーランス・ギークスジョブの年齢の条件は、このページからご案内できる方の条件です)。対象エリアも、案件の地域区分や掲載案件の所在地から読み取れる程度です。

そこで、表を見るときは次の順番で確かめると効率的です。

  1. 対象エリア:住んでいる地域か、フルリモートの案件があるかを見る
  2. 経験年数:実務経験の目安が書かれているかを見る(書かれていなければ登録時に聞く)
  3. 得意分野:自分の経験(業務系・金融・インフラなど)の案件があるかを見る
  4. 支払いサイトと福利厚生:最後に、条件が近い会社どうしで比べる

支払いサイトは、稼働した月の締めから報酬が振り込まれるまでの期間です。独立した直後は手元の資金が少ないことが多いので、短いほど資金繰りが楽になります。ただ、支払いサイトの差は数週間です。案件が決まらないことのほうが影響は大きいので、優先順位は対象条件と得意分野より下で構いません。

マージン(エージェントの取り分)と商流(間に何社入っているか)の列は、会社としての傾向を示しているだけです。実際に手元に入る額は、案件ごとに違います。マージンと商流の確かめ方は、フリーランスエンジニアのエージェントのマージン相場と商流の確かめ方に書いています。

テクフリ

テクフリは、株式会社identityが運営するフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。マージン率10%の案件を打ち出していて、取り分を気にする人が比べやすいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月1日確認)。

  • 保有案件数は18,000件以上(2024年5月時点の記載)。トップページの案件検索では、確認日に23,000件台の案件が表示されていた
  • リモート案件の割合は約80%と記載されている
  • マージン率10%の案件がある。「全体の約35%がマージン率10%案件で稼働」と記載されている(すべての案件が該当するわけではない、という注記つき)
  • エンド直(発注元と直接契約している)の案件も持っていると記載されている
  • 単価や条件の交渉は、本人に代わってエージェントが進めると書かれている。「3ヶ月ごとの単価交渉」という記載もある
  • 参画中も、担当のコーディネーターが定期的に連絡をとるとされている
  • 福利厚生サービス「ITフリーランスコンソーシアム(ITFC)」を提供している。報酬付き休暇(満6か月以上稼働した人が対象)や業務満了金など、条件つきのサービスがある
  • 利用の流れは「登録 → カウンセリング → 案件のご提案 → 事前面接 → 参画 → サポート」
  • 利用料金はかからないと「ヘルプ」に書かれている

対象エリア・年齢・経験年数・支払いサイトは、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。案件のエリア検索は港区・渋谷区・千代田区など東京都内の区が中心です。リモート案件の割合は高いと書かれています。地方に住んでいる人は、自分の地域から参画できる案件があるかを登録の前に問い合わせておくと安心です。

SIer出身者から見たポイント

テクフリの案件検索では、職種・スキル・単価・エリアで絞り込めます。スキルの一覧にはC#もあり、.NET系の経験がある人も自分に近い案件を探せます。登録前でも公開案件を見られるので、自分の経験に近い案件がどのくらいあるかを先に眺めておけます。そうしておくと、担当者との面談で希望を伝えやすくなります。

マージン率10%という数字は分かりやすい一方で、すべての案件がそうではありません。気になる案件があれば、その案件のマージンと商流を担当者に聞くのが確実です。マージン率が低くても、間に何社も入っていれば手元に入る額は変わるからです。

福利厚生(ITFC)は、会社員の有給休暇や退職金にあたる仕組みを用意している点が特徴です。会社員から独立すると、こうした制度はすべて無くなります。長く同じ案件で働くつもりの人ほど、条件を読んでおく価値があります。

合いそうな人

  • 東京都内か、リモートの案件を中心に探したい人
  • マージン率を数字で確かめながら案件を選びたい人
  • 単価や条件の交渉を担当者に任せたい人
  • 有給休暇にあたる仕組みなど、会社員時代に近い制度が気になる人

テクフリの案件を見る

テクフリは、僕自身は使ったことがありません。案件数・福利厚生の条件は2026年10月1日に公式サイトで確認したものです。

テクフリの公式サイトを見る

最新の情報と条件は公式サイトで確かめてください。

Midworks

Midworksは、株式会社Branding Engineerが運営するフリーランスエンジニア専門のエージェントです。案件が途切れたときの報酬保障や会社員に近い保障を用意している点が特徴です。初めて独立する人が、不安を減らしやすいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月1日確認)。

  • 公開案件数は25,000件以上(2026年3月時点、全国エリアの場合)。非公開の案件が全体の80%を占めると記載されている
  • エンド(発注元)やSIerと直接取引している案件が、全体の約70%と記載されている
  • 標準の支払いサイトは20日(案件によって異なる場合がある、と「よくある質問」に記載)
  • 利用の流れは「無料会員登録 → コンサルタントとの面談(1〜3回)→ 参画先企業との商談 → 参画・参画後のフォロー」。単価交渉から契約までサポートすると書かれている
  • スキルシートの添削や商談(現場との面談)の対策も支援するとされている
  • 報酬保障サービス:仕事が途切れたとき、契約単価の60%を保障する(申込み後の面談と審査あり。審査に通過するなど一定の条件を満たす必要がある)
  • パッケージプラン:交通費(月3万円まで)・書籍や勉強会の費用(月1万円まで)・会計ソフトの基本利用料・フリーランス協会の年会費・福利厚生サービスなど。月額30,000円の有料オプションで、月額単価から控除される
  • 週3〜4日の常駐案件もあると「よくある質問」に書かれている
  • 正社員からフリーランスへの転向を考えている人向けのページがある

対象エリア・年齢・経験年数は、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。トップページに出ていた案件は東京が中心で、神奈川・大阪・京都・滋賀・富山などの案件もありました。

SIer出身者から見たポイント

Midworksのトップページでは、言語からVB.NETの案件を探せます。確認した日には、C#.NETでWindowsアプリケーションを保守開発する案件や金融機関向けの業務システムの案件も掲載されていました。.NETや業務系の経験をそのまま活かしたい人は、自分に近い案件がどのくらいあるかを見ておく価値があります。

「エンド/SIer直が約70%」という数字は、商流の浅さを気にする人には分かりやすい指標です。ただ、これは全体の傾向です。気になる案件があれば、その案件の商流を担当者に聞くのが確実です。

パッケージプランと報酬保障は、会社員から独立するときの不安に応える仕組みです。ただしパッケージプランは月3万円の有料オプションなので、交通費や書籍代をどのくらい使うかで損得が変わります。フルリモートで交通費がかからない人と、毎日現場に通う人とでは向き不向きが違います。報酬保障にも審査があります。使う前提で予定を立てず、利用の条件(パッケージプランへの加入が要るかどうかを含めて)を担当者に確かめておくと安心です。

合いそうな人

  • 初めて独立する人で、案件が途切れたときの備えが気になる人
  • .NETや業務系の経験を活かせる案件を探したい人
  • スキルシートの添削や現場との面談の対策を手伝ってほしい人
  • 現場に通う案件が中心で、交通費などの補助を使いたい人

Midworksに相談するPR

Midworksは、僕自身は使ったことがありません。このページからのご案内の対象は、エンジニアの経験があり、関東(東京・千葉・神奈川・埼玉)・関西(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・三重)・愛知・福岡で働く21〜59歳の方です。報酬保障・パッケージプランの条件は2026年10月1日に公式サイトで確認したものです。

Midworksの公式サイトを見る

報酬保障には審査があり、パッケージプランは有料のオプションです。最新の条件は公式サイトで確かめてください。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。職種・言語・業界で案件を細かく絞り込めるので、自分の経験に近い案件を先に眺めて相場をつかみたい人が比べやすいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月14日確認)。

  • 案件数は「110,000件以上」と記載されている(2026年3月時点、掲載中の案件数)
  • リモートでの参画率は91%以上と記載されている。ただし、2023年4月〜2024年4月にフルリモート・リモート案件へ参画したWeb・アプリケーションエンジニア(週5稼働)が対象の集計で、全員に当てはまる数字ではない
  • 単価や条件面の調整を本人に代わって交渉し、契約の調整まで代行すると書かれている。参画中も専任の担当者が定期的に近況を聞き、サポートするとされている
  • 登録者は、非公開案件など登録者限定の情報を見られると書かれている
  • 案件は職種・言語・勤務地・週の稼働日数・単価などから探せる。言語の案件ページにはC#やCOBOLがあった(VB.NETの案件があるかは確認できていない)
  • 案件検索のエリアには、東京都・大阪・福岡・愛知などが並んでいる。サービスの対象地域としての記載は確認できなかった
  • 利用の流れは「無料会員登録 → 条件ヒアリングと案件の提案 → 案件への申込と商談 → 契約・参画開始 → 参画中の専任サポート」
  • 登録は無料と記載されている

年齢・経験年数・支払いサイト・マージン率・エンド直の割合・福利厚生は、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。数字はいずれも同社の集計で、対象や期間が限られています。

SIer出身者から見たポイント

レバテックフリーランスの案件検索は、職種や言語などで絞り込めます。言語の案件ページにはC#もあるので、.NET系の経験を軸に探したい人は、自分に近い案件がどのくらいあるかを登録の前に見ておけます。

もう1つ、読者にお伝えしておくことがあります。このサイトのフリーランスエンジニアの単価相場などの記事では、レバテックフリーランスが公開している案件の単価データを引用しています。引用元の会社と、ここで紹介する会社は同じです。単価の数字は公開案件の平均であり、自分の単価がその額になるとは限りません。

マージン率は、同社の解説記事に「一般的に発注金額の10%〜25%程度」とありますが、これは一般論として書かれたもので、自社のマージン率ではありません。気になる案件があれば、その案件のマージンと商流を担当者に聞くのが確実です。

このページからご案内できる方の条件

レバテックフリーランスは、このサイトが広告主と提携しています。このページからのご案内の対象は、次の条件に当てはまる方です。

  • エンジニアとしての経験がある(登録後のアンケートで確認される)
  • 過去にレバテックフリーランスへ登録したことがない
  • サービスエリア内で応募する

24歳未満・65歳以上の方は対象外になることがあります。会社員の方(これから独立する方)が対象かどうかは、確認できていません。登録のときに担当者へ確かめてください。

合いそうな人

  • 東京のほか、大阪・福岡・愛知などの案件も探したい人
  • 職種や言語で案件を絞り込んで探したい人
  • 単価や条件の交渉、契約の調整を、担当者に任せたい人
  • 登録前に、公開案件の中身と相場を先に見ておきたい人

レバテックフリーランスの案件を見るPR

レバテックフリーランスは、僕自身は使ったことがありません。このページからのご案内の対象は、エンジニアとしての経験があり、過去に登録したことがない方です。エンジニア経験がない方・24歳未満・65歳以上・サービスエリア外の方は、対象外になることがあります。公式サイトの情報は2026年10月14日に確認したものです。

レバテックフリーランスの公式サイトを見る

最新の情報と条件は公式サイトで確かめてください。

ギークスジョブ

ギークスジョブは、ギークス株式会社が運営するフリーランス向けのエージェントです。専任の担当者が、案件の紹介から商談の同行、請求書の発行代行まで関わる形で、初めて独立する人が手続きの不安を減らしたいときに比べやすいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月14日確認)。

  • リモート可能な案件は83%以上と記載されている(2025年度実績、登録している案件の情報から算出したとされている)
  • 取引社数は4,000社、登録者数は24,000人と記載されている(いずれも2026年3月末時点)
  • 専任の担当者が案件が決まるまで提案し、稼働中も継続的にフォローするとされている。1人あたりの平均紹介案件数は16.5件、契約継続意向率は95%と記載されている(いずれも2025年度の数字。算出の方法は記載がなく、第三者が確かめたものでもないため、サービスの良し悪しを示す根拠としては扱わない)
  • 利用の流れは「エントリー(無料)→ 個別説明会 → 案件の紹介 → 商談 → 交渉成立 → アフターサポート」の6ステップ。個別説明会では、専任の担当者がサービスの説明と希望のヒアリングをするとされている
  • 商談には担当者が同行し、条件交渉も担当者が行うとされている。参画の初日は現場まで担当者が同行し、請求書の発行・発送も代行すると書かれている
  • 個別説明会・各種イベント・顧客企業との商談は、オンラインで受けられると書かれている
  • 無料で使える福利厚生プログラム「フリノベ」がある
  • 「独立相談会」では、1対1でITフリーランスになること・独立することの相談を受け付けている(無料。東京・大阪・福岡・名古屋のページがある)

公開案件数・マージン率・支払いサイト・対象の年齢と経験年数・福利厚生の中身は、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。C#.NETやVB.NETの案件があるかは確認できていません。

SIer出身者から見たポイント

初めて独立する人にとって、案件探しの次に戸惑いやすいのは、商談の準備と契約・請求の手続きです。ギークスジョブは、商談への担当者の同行や請求書の発行代行を公式に挙げています。個別説明会と、独立についての1対1の相談会があるので、案件を探す前の情報収集としても話を聞きやすい形です。

独立相談会は、公式サイトで無料の1対1の相談として案内されています。対象者の条件は公式サイトで確認できなかったので、会社員の方が使えるかどうかを含め、申し込みの前に確かめてください。

案件の言語や業界、マージンと商流は、公式ページから読み取れませんでした。自分の経験(.NETや業務系など)に近い案件が最近どのくらい紹介されているか、気になる案件のマージンと商流はどうなっているかは、個別説明会で担当者に聞いておくと安心です。

このページからご案内できる方の条件

このサイトはギークスジョブの広告主と提携しています。このページからのご案内の対象は、エンジニアとしての経験がある方です。エンジニア経験がない方・50歳以上の方は対象外になることがあります。また、登録後にオンライン面談があります。

合いそうな人

  • 初めて独立する人で、商談の同行や請求書の代行など、手続きの手厚さを重視する人
  • まずは個別説明会や独立相談会で、話を聞いてみたい人
  • リモートで参画できる案件を探したい人

ギークスジョブに相談するPR

ギークスジョブは、僕自身は使ったことがありません。このページからのご案内の対象は、エンジニアとしての経験がある方です。エンジニア経験がない方・50歳以上の方は、対象外になることがあります。登録後にオンライン面談があります。公式サイトの情報は2026年10月14日に確認したものです。

ギークスジョブの公式サイトを見る

最新の情報と条件は公式サイトで確かめてください。

インフラエンジニア案件ナビ

インフラエンジニア案件ナビは、株式会社エムアイメイズが運営するインフラ・ネットワーク系の案件専門のサービスです。サーバー・ネットワーク・クラウドの設計構築や運用保守の経験がある人が、得意分野で案件を探しやすいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月1日確認)。

  • インフラ・ネットワーク系の案件が専門。AWS・Azure・Linux・Oracle・JP1などのスキルや、「調査分析・要件定義」「運用・保守」などの工程から案件を探せる
  • インフラ・ネットワーク以外の開発系の案件もあると「よくある質問」に書かれている
  • 支払いサイトは「月末締め翌月20日払い」
  • 利用の流れは「お申込み → 面談・案件紹介(オンラインも可)→ クライアント企業面談 → 契約・案件開始」
  • クライアントとの企業面談には、営業担当が同席すると書かれている
  • 案件が終わるときは、契約終了の1か月前から次の案件を提案すると書かれている
  • 運営会社の事業内容には、金融系システム開発(銀行・生保・損保・証券・クレジットなど)・業務系システム開発・ネットワークやサーバーの構築などが並んでいる
  • 利用は無料と書かれている

案件の地域区分は、東京(23区と23区以外)・神奈川・埼玉・千葉で、フルリモート・リモート併用の区分もあります。年齢・経験年数・マージン・福利厚生は、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。

SIer出身者から見たポイント

SIerでインフラを担当してきた人は、アプリケーション開発の経験が中心のエージェントでは希望が伝わりにくいことがあります。インフラ専門のサービスなら、JP1や運用設計のような言葉がそのまま通じやすいと考えられます。確認した日に掲載されていた案件にも、運用保守・移行・設計構築といったSIerの現場でなじみのある工程が並んでいました。

運営会社がシステム開発の会社で、金融系や業務系の開発を事業にしている点も特徴です。業務系の現場の進め方を知っている担当者が多ければ、案件の中身の説明も具体的になりやすいと考えられます。ここは担当者との面談で、案件の業務内容をどこまで説明してくれるかで確かめてください。

企業面談に営業担当が同席するのは、初めての面談で緊張する人には心強い仕組みです。終了の1か月前から次の案件を提案すると明記しているのも、案件の切れ目が気になる人には判断材料になります。

合いそうな人

  • サーバー・ネットワーク・クラウドの設計構築や運用保守の経験がある人
  • 東京・神奈川・埼玉・千葉で、通える案件も含めて探したい人
  • 支払いサイトがはっきり書かれているエージェントを選びたい人
  • 次の案件の提案を早めに受けたい人

インフラエンジニア案件ナビの案件を見る

インフラエンジニア案件ナビは、僕自身は使ったことがありません。支払いサイト・利用の流れは2026年10月1日に公式サイトで確認したものです。

インフラエンジニア案件ナビの公式サイトを見る

最新の情報と条件は公式サイトで確かめてください。

エンジニアスタイル

エンジニアスタイルは、複数のフリーランスエージェントの案件をまとめて検索できるサイトです。運営はボスアーキテクト株式会社です。エージェントそのものではなく、各社の案件を横断して比べるための入口として使うサービスです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月1日確認)。

  • 複数のフリーランスエージェントの案件をまとめて掲載している。案件ごとに掲載元のエージェント名が表示される
  • 掲載する案件は「優良フリーランスエージェント」の案件に絞っていると書かれている
  • 掲載案件数は「20万件を超える」と記載されている
  • 利用の流れは「無料会員登録 → 案件に応募 → フリーランスエージェントとカウンセリング → エンド企業と面談・商談 → 商談成立・参画」
  • 会員登録すると、登録内容をもとに案件情報をメールで受け取れる
  • エージェントとの面談でAmazonギフト券がもらえるキャンペーンがある。ただし、エンジニア未経験や経験が短い人・週5日の勤務が難しい人・すでにそのエージェントに登録済みの人などは対象外と書かれている
  • 利用は無料と書かれている

応募したあとのカウンセリング・案件の紹介・契約は、掲載元のエージェントとのやり取りになります。対象エリア・年齢・経験年数・支払いサイト・マージンは、応募先のエージェントの条件で決まります。

SIer出身者から見たポイント

エージェントを1社ずつ回って案件を見比べるのは、思った以上に手間がかかります。エンジニアスタイルなら、職種・言語・エリアなどで複数のエージェントの案件をまとめて検索できます。相場をつかむ段階で役に立ちます。同じような業務系の案件でも、エージェントによって単価や条件が違うことが見えてきます。

一方で、気をつけたいのは同じ案件への重複応募です。1つの案件が複数のエージェントから掲載されていることがあり、別々のルートで応募すると現場や間に入る会社を混乱させます。応募した案件は、掲載元のエージェント名と一緒に一覧にしておくと安心です。重複応募の防ぎ方は、フリーランスエンジニアのエージェントは複数登録すべき?に書いています。

面談ギフトのキャンペーンは条件が細かく決められています。ギフトを目当てにエージェントとの面談を増やすと、連絡の手間ばかりが増えてしまいます。本当に話を聞きたいエージェントの案件に応募するのが、結局は近道です。

合いそうな人

  • 複数のエージェントの案件を見比べて、相場をつかみたい人
  • 自分の経験(言語・業務)に近い案件を、エージェントをまたいで探したい人
  • 登録するエージェントを、案件を見てから決めたい人

エンジニアスタイルで案件を検索する

エンジニアスタイルは、僕自身は使ったことがありません。掲載内容とキャンペーンの条件は2026年10月1日に公式サイトで確認したものです。

エンジニアスタイルの公式サイトを見る

応募後のやり取りと契約は、掲載元のエージェントとの間で進みます。最新の情報と条件は公式サイトで確かめてください。

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、株式会社Hajimariが運営するITフリーランス向けのエージェントです。エンド直の案件が多く、週2〜3日の案件も扱っています。すでにフリーランスとして働いていて、働き方の幅を広げたい人が比べたいエージェントです。

公式サイトで確かめたことは、次のとおりです(2026年10月1日確認)。

  • エンド直(発注元と直接契約)の案件が9割と記載されている
  • 週2日から働ける案件があり、リモートや時間の融通がきく案件を多く扱っていると書かれている
  • スタートアップやベンチャーの案件が多いと書かれている
  • 専属のエージェントが、契約交渉や債権管理(報酬の請求・回収の管理)を代行すると書かれている
  • 利用の流れは「会員登録 → エージェント面談 → 案件紹介・企業面談 → 契約・業務開始」。業務開始後も定期的にフォローすると書かれている
  • 掲載案件の「求めるスキル」には、「経験3年以上」と書かれたものが多く見られた

案件数・対象エリア・年齢の条件・支払いサイトは、確認した範囲の公式ページには記載がありませんでした。支払いサイトなどの契約条件は、登録のときに担当者に確かめてください。

このページからご案内できる方の条件

ITプロパートナーズは、このサイトが広告主と提携しています。このページからのご案内の対象は、次の条件をすべて満たす方です。

  • 現在フリーランス(または経営者)として働いている
  • 東京・神奈川・埼玉・千葉に住んでいる
  • 25〜49歳
  • エンジニアなどの職種で3年以上の経験がある
  • 3か月以内に稼働を始められる

会社員の方(これから独立する方)は、このページからのご案内の対象外です。これから独立する方は、ほかの6社の情報も参考にしてください。

SIer出身者から見たポイント

エンド直の案件は、発注元の担当者と直接やり取りする場面が増えます。SIerで要件定義や顧客との調整を経験してきた人は、その経験を活かしやすい形です。掲載されている案件にも、基幹システムのリプレースでの上流工程や業務要件をシステム要件に落とし込む経験を求めるものがありました。

一方で、案件はWeb系の自社サービスやスタートアップのものが多めです。業務系のシステムだけを経験してきた人は、求められる技術(クラウドやWeb系のフレームワークなど)とのずれがないかを公開案件で先に確かめておくと安心です。

週2〜3日の案件は、空いた時間で別の仕事を育てたい人に向いています。僕は、せっかくフリーランスなら収入の柱を複数作ることに力を注ぐほうが良いと思っています。単価と柱の考え方は、フリーランスエンジニアの単価100万は上位層に書きました。

合いそうな人

  • すでにフリーランスとして働いていて、次の案件を探している人
  • 発注元と直接やり取りする案件で、上流工程の経験を活かしたい人
  • 週2〜3日やフルリモートの案件で、働き方の幅を広げたい人

次の案件を探しているフリーランスの方へPR

ITプロパートナーズは、僕自身は使ったことがありません。このページからのご案内の対象は、現在フリーランス(または経営者)で東京・神奈川・埼玉・千葉に住んでいる25〜49歳の方です。エンジニアなどの職種で3年以上の経験があり、3か月以内に稼働を始められることも条件です。

ITプロパートナーズでフリーランス案件を相談する

条件は2026年9月29日に確認したものです。最新の条件は公式サイトで確かめてください。

面談する側から見たエージェントの選び方5つ

フリーランスエンジニアのエージェントの選び方は、「得意分野」「単価交渉」「マージンと商流」「対象条件」「担当者」の5つを見れば判断できます。僕は現場で、業務委託のエンジニアを面談する側にも入っています。その立場で見ているところも交えて、5つの基準を順番に書きます。

得意分野が自分の経験(業務系・金融など)と合うか

エージェント選びで最初に見るのは、そのエージェントの得意分野が自分の経験と重なっているかどうかです。案件は経験との相性で決まることが多く、得意分野がずれていると紹介される案件そのものが少なくなります。

面談する側としてスキルシートを見るとき、僕がまず見るのはスキルが現場に合っているかどうかです。合っていなくても、それでもいいと思える観点があれば大丈夫です。ただ、最初の入口になるのはやはり「現場に合うスキルがあるか」です。

僕が独立して最初の案件に決まったときも、経験の重なりがありました。会社員時代に生保・損保などの金融系の案件に携わっていて、最初の現場は同じ金融の信託銀行でした。親和性があったのではないかと考えています。

SIer出身者の場合、経験の「軸」は言語よりも業務や工程にあることが多いです。「.NETで業務系を作ってきた」「金融系の現場が長い」「インフラの設計構築をしてきた」といった軸です。その軸の案件を多く持っているエージェントを選ぶと、話が早く進みます。金融系の経験を軸にする場合の案件の特徴は、フリーランスエンジニアの金融案件で詳しく書いています。

得意分野を確かめるには、次のような方法があります。

  • 公開案件を、自分の言語・業務・工程で検索して件数と中身を見る
  • 担当者との面談で、自分の経験に近い案件を最近どのくらい紹介しているかを聞く
  • インフラなど特定の分野が軸なら、その分野専門のエージェントも候補に入れる

単価交渉を代わりに進めてくれるか

エージェントを使う大きな理由の1つは、単価交渉を代わりに進めてもらえることです。参画が決まるときの単価だけでなく、契約を更新するときの交渉まで任せられるかを確かめておくと安心です。

単価は勝手に上がるものではなく、交渉しないと上がらないと僕は思っています。正直に書くと、クライアントが変わったタイミングで上がったこともあります。それ以外で単価を上げるときは、エージェント経由で交渉してもらってきました。

最初の頃は、いくら上げたいかもエージェント任せでした。いまは、具体的にどれくらい上げたいかを伝えています。希望どおりの額になることは基本的に無く、現在の額と希望額の間くらいに落ち着くことが多いです。それでも、意思表示は大事だと思っています。

交渉の材料として、僕は物価が上がっていることも担当営業に伝えたことがあります。ただ、物価の話は交渉の場では出さなかったそうです。これはエージェント側の判断で、僕は後から知りました。

エージェントを選ぶときは、次の点を担当者に聞いておくと判断しやすくなります。

  • 参画中の単価交渉も代わりに進めてくれるか
  • 交渉するとき、こちらからどんな材料を渡せばいいか
  • 交渉の結果を、どのくらいの期間で返してくれるか

交渉の進め方と担当営業に渡している実績メモの中身は、フリーランスエンジニアの単価交渉に書いています。

マージンと商流を説明してくれるか

マージン(エージェントの取り分)と商流(発注元から自分までに何社入っているか)を聞いたとき、きちんと説明してくれるエージェントを選ぶと後で迷いにくくなります。マージン率を公開している会社もあれば、公開していない会社もあります。

正直に書くと、僕は自分の単価に対するマージン率を知りません。いまの現場の商流は、次のとおりです。

  • 金融系の現場:エンド → システム開発会社 → エージェント → 僕
  • もう1つの現場:エンド → A社 → B社 → エージェント → 僕

商流が深いと間でムダにマージンがかかっていると思ってしまうので、できれば浅いに越したことは無いと思っています。ただ、今の現場や単価に満足していればそれでいいと言えばいいとも思っています。

マージンの率だけを見て選ぶと、判断を誤ることがあります。マージン率が低くても、間に何社も入っていれば手元に入る額は減ります。反対に、マージン率がそれなりでもエンド直の案件なら手元に残る額が大きいこともあります。

案件を紹介されたら、次の2つを聞いてみてください。

  • この案件は、発注元から数えて何社目の契約になるか
  • この案件のマージン、または発注元が払っている額の目安を教えてもらえるか

答えにくい質問でも、理由を添えて説明してくれる担当者なら信頼しやすくなります。マージンの相場と商流の確かめ方は、フリーランスエンジニアのエージェントのマージン相場と商流の確かめ方で詳しく扱っています。

対象エリア・年齢・経験年数の条件

エージェントには、紹介できる人の条件があります。対象エリア・年齢・経験年数の3つは、登録する前に自分が入っているかを確かめておくべき条件です。

この3つを公式サイトに明記している会社は、多くありません。今回の7社でも、年齢や経験年数の条件を公式サイトに明記している会社はありませんでした。対象エリアも、掲載案件の地域から読み取るしかない会社がほとんどです。

条件がはっきりしないときは、登録のときに次のように聞くのが確実です。

  • 自分の住んでいる地域から参画できる案件は、どのくらいあるか
  • フルリモートの案件は、全体のどのくらいか
  • 自分の年齢と経験年数で、最近紹介できた案件はあるか

地域の希望は、遠慮せずに伝えて構いません。僕はフリーランスになってから、なるべく自宅の近くの現場を探してもらっていました。おかげで2016年からは電車通勤がほとんどなくなり、自転車か徒歩での通勤が中心になりました。2020年のコロナ禍をきっかけに、いまはフルリモートです。

担当者が現場の仕事を理解しているか

最後に見るのは、担当者が現場の仕事を理解しているかどうかです。案件の業務内容や現場が面談で何を見ているかを具体的に話してくれる担当者だと、準備の質が変わります。

面談する側として、僕が見ているのは次のようなところです。

  • 直近の経歴が数か月のものばかり続いていると、不安に感じる
  • 質問と答えがかみ合っていない人は、仕事がしにくそうだと感じる
  • 受け答えがしっかりしている人は、安心して任せられそうだと感じる
  • ハキハキ話していたり明るい雰囲気を感じたりすると、個人的には良いと思う

こうした「現場が気にするところ」を前もって教えてくれる担当者なら、面談で崩れにくくなります。担当者を見るときは、次のような点が目安になります。

  • 案件の業務内容を、自分の言葉で説明できるか
  • 現場がどんな人を求めているかを、案件ごとに話してくれるか
  • 面談のあとに、良かった点と気になった点を返してくれるか
  • 連絡の早さや頻度が、自分に合っているか

連絡の頻度は人によって合う・合わないがあります。僕の場合、担当営業とは2か月に1回くらい「ランチMTG」という名目でZoomで30分ほど話しています。案件の現状や困っていることの相談から、プライベートの話までします。1社で続けてきた理由の1つは、この担当とのやり取りが楽なことです。

エージェントの選び方5つのチェック。得意分野が自分の経験と合うか、単価交渉を代わりに進めてくれるか、マージンと商流を説明してくれるか、対象エリア・年齢・経験年数の条件、担当者が現場の仕事を理解しているか
エージェントを選ぶときに確かめる5つのこと

担当者との付き合い方や、伝えておくとよいことはフリーランスエージェントの担当者との付き合い方で詳しく書いています。

2016年から1社で続けてきた僕がエージェントに頼っていること

僕が2016年からエージェント1社に頼ってきたのは、案件探しと単価交渉の2つです。

他のエージェントに登録しなかったのは、今のままで特に不満が無かったからです。1社で続けてきた理由は、「案件が途切れない」「担当とのやり取りが楽」の2つです。ただし、これは今の1社に不満が無かった僕の場合の話です。つてが無いなら、まずは複数に登録するのが良いと思っています。理由は、この記事の最後のよくある質問に書きました。

最初の案件探しを任せた

独立するときの最初の案件探しは、エージェントに任せました。エージェントに相談したのは、退職の話を本格的に進める前です。

順番は、だいたい次のとおりです。

  1. 退職の半年ほど前に、会社へ軽く打診だけした
  2. エージェントに相談した
  3. スキルシート(経歴書)を作った
  4. 面談を受けて、最初の案件が決まった
  5. 退職の1〜2か月前くらいに、本格的に退職の話を進めた
  6. 退職後に、開業届・事業用の口座・クレジットカードを用意した

独立して最初の面談は2回受けて、1つは落ちて1つは受かりました。受かった面談では、.NETの経験が当時7年ほどあり基本的に一人称で仕事を進められることを伝えています。落ちた面談でどう崩れたかは、フリーランスの面談に落ちる理由に書きました。

最初の案件の単価は月額50万円でした。その後の推移はフリーランスエンジニアの年収のリアルにまとめています。

正直に書くと、独立のときの準備は十分ではありませんでした。開業届や事業用の口座の準備は退職後でしたし、健康保険をどうするかは調べていませんでした。それでも案件探しだけは、退職の話を本格的に進める前にエージェントに相談していました。独立前に何をするかは、SIerからフリーランスになるにはで整理しています。

単価交渉を担当営業に頼んでいる

単価を上げたいときは、僕から担当営業に切り出し、交渉そのものはエージェント経由で進めてもらっています。

ただ、独立して最初の数年は交渉を切り出していませんでした。切り出すものだと知らず、エージェント任せにしていたからです。いまは2〜3年おきに、自分から担当営業に「そろそろ単価アップを交渉したい」と伝えています。長く同じ現場でお世話になっているなら毎年の交渉はちょっと多いのでは、というのが僕の考えです。

交渉をお願いするときは、業務の中で提供した自分の価値を書き出して渡しています。たとえば、ゼロから開発したシステム・改修した既存のシステム・AIを使って進めた業務効率化・増えた業務知見などです。定性的なことと定量的なことの両方を書きます。

メモの書き方と交渉の流れは、フリーランスエンジニアの単価交渉に書いています。

案件が途切れなかった理由

僕は2016年に独立してから、案件と案件の間に無収入の期間が一度もありません。いまのエージェントを続けている理由の1つも、案件が途切れないことです。

いまは2つの案件を受けていて、2025年4月にそのうち1つが別の現場に切り替わりました。このとき、いまのエージェントから5〜6件くらいの案件を提案してもらいました。そのうち2社と面談して、どちらも合格しています。案件を探し始めてから決まるまでは、1か月くらいでした。

金融系の案件には、2016年から続けて携わっています(2020年にクライアントは変わりました)。いまの金融系の案件の契約更新は、もともとは2〜3か月ごとだった気がします。それが、いまは半年ごとです。長く続けてもらいたいと思われているからか、いつの間にか長期契約になっていました。

会社にとって必要な人材だと認められれば、案件が途切れることを心配することは無いと思っています。勤怠が良好で与えられた仕事をこなしていれば、切られることは基本ないと思います。簡単なようで、この当たり前ができない人が意外といます。

特に独立して最初の数年は、「信用を売る期間」だと思っています。目先のお金ばかり追うのは違うと考えています。数か月で終わる単発の案件をいくつもやっている人より、同じ案件で何年もやっているほうが業務経歴書としても見栄えが良くなります。

契約が終わる人と更新され続ける人の違いは、フリーランスエンジニアの契約終了に書きました。

エージェントを使うメリットとデメリット

フリーランスエンジニアがエージェントを使うメリットは、営業と契約の手続きを任せて仕事に集中できることです。デメリットは、マージンが引かれることと頼りすぎると自分で比べる機会を失うことです。

営業と契約の手続きを任せられる

エージェントを使う一番のメリットは、案件を探す営業と契約まわりの手続きを任せられることです。会社員から独立した直後は、営業の経験が無い人が多いと思います。

エージェントに任せられることは、一般的に次のようなものです。

  • 自分の経験に合う案件を探して紹介してもらう
  • 現場との面談の日程を調整してもらう
  • 単価や稼働条件を、自分に代わって交渉してもらう
  • 契約書のやり取りや、請求・入金の管理をしてもらう
  • 案件が終わる前に、次の案件を提案してもらう

僕がエージェントに頼ってきたのも、このうちの案件探しと単価交渉です。

案件の情報が入ってくることも、メリットの1つです。エージェントは、公開していない案件を持っていることがあります。今回の7社でも、非公開の案件が全体の80%を占めると書いている会社(Midworks)や、登録者は非公開案件など登録者限定の情報を見られると書いている会社(レバテックフリーランス)がありました。

マージンが引かれる・頼りすぎる

エージェントを使うデメリットは、まずマージンが引かれることです。発注元が払っている額から、エージェントの取り分が差し引かれて手元に入ります。間に入る会社が増えれば、その分だけ手元に入る額は減ります。

もう1つのデメリットは、頼りすぎることです。1社のエージェントだけに頼っていると、紹介される案件や提示される単価が相場と比べてどうなのかを判断しにくくなります。

これは僕自身にも当てはまります。僕は他のエージェントに登録していないので、他社の案件や担当者と比べた経験がありません。同じ経歴で、ほかのエージェントからどんな案件が紹介されるのかは分からないままです。

頼りすぎを防ぐには、次のような方法があります。

  • 初めは2〜3社に登録して、紹介される案件と単価を比べる
  • 1社に絞ったあとも、ときどき公開案件を見て相場を確かめる
  • 単価交渉のときは自分で書き出した実績を渡し、交渉の中身を担当者と共有する

大事なのは、マージンがあることを知ったうえでそれに見合うことをしてもらえているかを自分で確かめることです。

エージェントを使ったほうがいい人・直接契約でもいい人

フリーランスエンジニアのエージェントは、初めて独立する人と営業や交渉に時間を使いたくない人ほど使ったほうがいいサービスです。取引先とのつながりがあって自分で契約まで進められる人は、直接契約でも困らないことがあります。

使ったほうがいい人(初めての独立・営業が苦手)

エージェントを使ったほうがいいのは、次のような人です。

  • 初めて独立する人:案件の探し方も単価の相場も契約の進め方も、まだ分からない段階だから
  • 営業や交渉が苦手な人:単価の交渉を担当者に任せられるから
  • 知り合いからの紹介など、案件の「つて」が無い人:入口として現実的だから
  • 会社に在籍したまま独立の準備をする人:平日の昼に企業とやり取りする時間を取りにくいから
  • 長く同じ現場で働きたい人:契約の更新や単価の見直しを担当者経由で進められるから

僕も2016年に独立するときは、退職の話を本格的に進める前にエージェントに相談し、最初の案件探しを任せました。

直接契約でもいい人

エージェントを通さずに取引先と直接契約しても困らないのは、次のような人です。

  • 前の職場や取引先など、仕事を直接くれるつながりを持っている人
  • 自分で契約書を読み、単価や支払い条件を交渉できる人
  • 請求や入金の管理を、自分でこなせる人

直接契約なら、エージェントのマージンはかかりません。その代わり、案件を探すことも条件の交渉も入金の確認もすべて自分でやる必要があります。案件が終わったときに次を探すのも自分です。

1つ気をつけたいのは、エージェント経由で参画している現場とエージェントを抜いて直接契約することです。契約の内容によっては、問題になることがあります。僕はクライアントから直接契約を持ちかけられたことはありません。法的なことは分かりませんが、倫理的にNGだと思っています。仮に言われても断ります。契約書の扱いで迷ったら、契約書を読み直したうえで専門家に相談してください。

自分に合いそうなエージェントの見当がついたら、比較表に戻って条件を確かめてみてください。目安としては、次のように選べます。

  • すでにフリーランスで東京・神奈川・埼玉・千葉に住んでいる人は、ITプロパートナーズ(このページからのご案内は25〜49歳・経験3年以上などの条件あり)
  • これから独立する人で案件が途切れたときの備えも気になる人は、Midworks(報酬保障は審査あり)
  • 東京のほか大阪・福岡・愛知の案件も含め、職種や言語で絞り込んで探したい人は、レバテックフリーランス(エンジニア経験の確認あり。24歳未満・65歳以上は対象外になることがある)
  • 商談の同行や請求書の発行代行など、手続きの手厚さを重視する初めての独立の人は、ギークスジョブ(エンジニア経験がない方・50歳以上は対象外になることがある)
  • インフラの経験が軸の人は、インフラエンジニア案件ナビ

登録から参画までの流れ

フリーランスエンジニアのエージェントは、「登録 → 担当者との面談 → 案件の紹介と書類選考 → 現場との面談 → 契約・参画」の順で進むのが一般的です。会社によって呼び方は違いますが、今回の7社の公式サイトに書かれている流れもおおむねこの形でした。

登録から参画までの流れ。登録、担当者との面談、案件の紹介と書類選考、現場との面談、契約・参画の5段階
エージェントに登録してから案件に参画するまでの流れ

登録と担当者との面談

最初に、エージェントの公式サイトから無料で会員登録します。登録すると担当者から連絡が来て、経歴や希望条件を聞く面談(カウンセリング)があります。オンラインや電話で受けられる会社が多くなっています。

担当者との面談で伝えておきたいのは、次のようなことです。

  • これまでの経験(言語・業務・工程)と、いちばん自信のある分野
  • 希望する単価・稼働日数・リモートか常駐か・通える地域
  • 参画できる時期(会社員なら、退職の予定とあわせて)
  • 避けたい案件や働き方

希望は、優先順位をつけて伝えると紹介される案件がぶれにくくなります。すべての条件を満たす案件は、なかなかありません。何を譲れて何を譲れないかを、面談の前に決めておくと話が早く進みます。

案件の紹介と書類選考

担当者との面談のあと、条件に合う案件が紹介されます。応募したい案件が決まると、エージェントがスキルシート(経歴書)を現場に出して書類での選考が進みます。

面談する側として僕がスキルシートでまず見るのは、スキルが現場に合っているかどうかです。

スキルシートには、業務の概要・開発規模・役割・言語・使用ツールなどを書くのが一般的です。僕は途中から、その案件での「習得スキル」と「意識したこと」も書くようにしました。書き方はスキルシートの書き方にまとめています。

現場との面談

書類選考を通ると、現場との面談があります。業務委託の面談では、仕事を任せられるかどうかを確かめるのが目的です。

面談する側として僕が入る面談は、1対1なら30分ほどです。1時間で複数の人を一度に面談するパターンもあります。最近はオンラインで行っています。

見ているところの1つは、質問と答えがかみ合っているかどうかです。かみ合っている人は、安心して任せられそうだと感じます。最近はAIの使い方も見ていて、いまだに「最近AIを使い始めました」という人は正直厳しいと感じます。自分の仕事をどれだけAIに任せられるか考えながら働いている人は、「使える」と感じます。

面談でよく聞かれる質問と答え方、逆質問の例はフリーランスエンジニアの面談対策に書いています。

契約と参画

現場との面談で双方が合意すると、契約に進みます。フリーランスエンジニアの案件は、エージェントと業務委託の契約を結ぶ形が一般的です。

契約の前に、次の点を確かめておくと安心です。

  • 単価と、精算の条件(稼働時間の上限・下限)
  • 支払いサイト(締め日と支払日)
  • 契約期間と、更新の単位
  • 稼働日数、リモートか常駐か

契約期間は、最初は短めに設定されることがあります。僕のいまの金融系の案件も、更新の単位は最初より長くなりました。参画したあとも、困ったことがあれば担当者に相談できます。

エージェント選びのよくある質問

最後に、フリーランスエンジニアのエージェント選びでよく聞かれる質問に答えます。

複数のエージェントに登録していい?

複数のエージェントに登録して構いません。知り合いからの紹介など案件のつてが無いなら、まず複数に登録するのが良いと僕は思っています。案件もエージェントも、複数を比べるから良し悪しが分かるからです。

僕自身は1社で続けてきましたが、それは今の1社に不満が無かったからです。複数に登録して自分の市場価値を知るのは大事だと思っています。登録するなら2〜3社から始めると、比べられる幅と連絡の手間のバランスが取りやすくなります。重複応募の防ぎ方などの注意点は、フリーランスエンジニアのエージェントは複数登録すべき?に書いています。

マージンは何%くらい?

マージン率は会社や案件によって違い、公開していない会社も多くあります。一律に何%とは言えません。今回の7社では、テクフリが「マージン率10%の案件」を打ち出していました。レバテックフリーランスの解説記事には「一般的に発注金額の10%〜25%程度」とありますが、これは自社の率ではなく一般論です。ギークスジョブは、確認した範囲では記載がありませんでした。

僕も、自分の単価に対するマージン率は知りません。気になるときは、案件ごとに担当者に聞くのが確実です。マージン率と一緒に発注元から自分までに何社入っているか(商流)も聞いておくと、手元に入る額の見通しが立ちます。マージンの相場と聞き方は、フリーランスエンジニアのエージェントのマージン相場と商流の確かめ方で扱っています。

地方在住・経験が浅くても使える?

地方に住んでいる人は、フルリモートの案件を扱っているエージェントなら使える可能性があります。経験が浅い人は実務経験の年数で断られることがあるので、登録の前に条件を確かめてください。

今回の7社の公式サイトを見る限り、案件は東京を中心とした首都圏に多く集まっています。ただ、リモート案件の割合が高いと書いている会社(レバテックフリーランスの参画率91%以上、ギークスジョブの83%以上は、いずれも各社の集計)や、大阪・京都などの案件を掲載している会社もありました。レバテックフリーランスの案件検索には、東京都のほか大阪・福岡・愛知のエリアがあります。地方に住んでいる人は、登録のときに「自分の地域から参画できる案件がどのくらいあるか」を聞いてみてください。

経験年数については、ITプロパートナーズの掲載案件に「経験3年以上」を求めるものが多く見られました。エンジニアスタイルの面談ギフトのキャンペーンも、エンジニア未経験や経験が短い人は対象外としていました。エージェントは即戦力の案件を中心に扱っています。経験が短い人は、いまの職場で経験を積んでから登録するほうが選べる案件は増えます。

どのエージェントが合うかは、住んでいる地域・経験・いまの働き方で変わります。この記事の比較表と選び方5つを使って、自分の条件で紹介を受けられる2〜3社から話を聞いてみてください。

フリーランスエンジニアのエージェントの記事

  1. フリーランスエンジニアのエージェントは複数登録すべき?1社で続けた僕の判断フリーランスエンジニアのエージェントに複数登録すべきかを整理します。複数登録のメリットとデメリット、重複応募などの注意点、2016年から1社で続けてきたサカイの判断、登録するエージェントの選び方をまとめます。
  2. フリーランスエンジニアのエージェントのマージン相場と商流の確かめ方フリーランスエンジニアのエージェントのマージン相場と仕組み、商流による手取りの違いを整理します。マージン率を公開しているエージェントの見方と、マージンより先に確かめたいことをまとめます。
  3. フリーランスエージェントの担当者との付き合い方|合わないときの対処と伝えることフリーランスエージェントの担当者との付き合い方を整理します。担当者の役割、良し悪しの見分け方、伝えておく4つのこと、合わないときの対処を、2016年からエージェント1社を続け、担当営業と2か月に1回ほど話しているサカイの経験とあわせてまとめます。

この記事を書いた人

サカイ

フリーランスエンジニア

2009年に新卒でSIerに入社し、2016年にフリーランスエンジニアとして独立。.NET中心の業務系システム、金融系の案件を2016年から継続。現場では面談する側にも入っている。

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