SIerの転職は30代でも遅くない?30歳前に独立した僕が見た分かれ目
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目次 7項目
SIerからの転職は、30代でも遅くありません。30代で転職する人は今も一定の割合でいます。ただし20代と同じ見られ方はされません。30代の転職で問われるのは「即戦力として何を任せられるか」で、そこを言葉にできるかどうかが分かれ目になります。
書いている僕は2009年に新卒でSIerに入り、2016年に会社を辞めてフリーランスのエンジニアとして独立しました。そのとき僕は30歳前で、エンジニア歴は7年ほどでした。転職はしていません。 だからこの記事に「30代で転職した体験」は出てきません。
そのかわりに書けることが2つあります。1つは、30歳前に業務委託の面談を受けて何を見られたかという体験です。もう1つは、業務委託のエンジニアを受け入れる面談に面談する側として入ることがある立場からの話です(正社員の採用面接には関わったことがありません)。年齢ごとの転職の数字は、公的な統計で確かめたものだけを載せます。
30代の求人を探すときのエージェントの選び方は、SIerの転職エージェントの選び方で行き先別に比べています。
SIerからの転職は30代でも遅くない。見られるのは任せられる範囲
SIerからの転職が30代でも遅くないと言えるのは、30代で転職している人が統計の上でも珍しくないからです。そのうえで30代の転職で見られるのは、「入社してすぐどこまで任せられるか」です。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査結果の概況では、2024年1年間の転職入職者数は492万人(4,920.0千人)でした。転職入職率は9.7%です。転職入職率とは、1年の間に前職を辞めて新しい職場に入った人の数を、年初の常用労働者の数で割った割合です。
年齢別に見ると、30代でも転職入職率は大きく落ち込んではいません。同じ調査の性・年齢階級別転職入職率(図4-1)から、20代後半〜40代前半を抜き出すと次のとおりです。
| 年齢 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 25〜29歳 | 15.1% | 16.8% |
| 30〜34歳 | 10.3% | 13.2% |
| 35〜39歳 | 7.9% | 10.5% |
| 40〜44歳 | 6.8% | 10.2% |
※ 厚生労働省「令和6年雇用動向調査」図4-1をもとに作成。パートタイム労働者を含む全体の数字です。
30代前半の男性では約10人に1人、30代後半でも8%近くが1年の間に転職して入職しています。一方で20代後半よりは割合が下がり、30代後半でもう一段下がることも数字から読み取れます。数字から言えるのは「30代でも転職する人は一定の割合でいるが、割合は年齢とともに下がっていく」というところまでです。そのうえで、20代と同じ伝え方のままでは強みが伝わりにくくなる、というのがこの記事の見立てです。
転職そのものも珍しいことではありません。総務省統計局の労働力調査(詳細集計)2025年平均結果の要約では、2025年平均の転職者数は330万人でした。ほかの仕事に変わりたい人などを含む転職等希望者数は1023万人です。
30代に求められる即戦力
30代の転職で求められるのは、即戦力として仕事を任せられることです。教えながら育てる前提ではなく、入った初日から何かを任せる前提で見られます。
SIerで30代を迎えた人は、ここで有利な面があります。業務システムの設計・開発・テスト・保守を一通り経験してきた人なら、それ自体が任せられる範囲の材料になるからです。お客さんや協力会社との調整を任されてきた経験も同じです。問題は、その経験を「何をどこまで任せられる人か」という形に言い換えられているかどうかです。
業務委託の面談で面談する側に入るとき、僕はまずスキルシートを見てスキルが現場に合っているかを確かめます。スキルが合っていない場合でも、それでもいいと思える観点があれば大丈夫だと考えています。逆に言えば、その観点を相手に見つけてもらえる書き方と話し方をしておく必要があります。
専門とマネジメントのどちらを持っているか
30代のSIerエンジニアが整理しておきたいのは、自分の軸が「専門」と「マネジメント」のどちらにあるかです。両方あればそれに越したことはありません。ただ、どちらを軸に見てほしいかがはっきりしないと何でもやってきた人に見えてしまいます。
| 軸 | 伝える中身の例 | 合いやすい転職先 |
|---|---|---|
| 専門(技術) | 言語・基盤・設計の深さ、作ってきたシステムの種類 | 大手SIerの技術職、Web系・自社開発 |
| 専門(業務) | 金融・公共・製造など、業界の業務知識 | 同じ業界の社内SE、業界に強いITコンサル |
| マネジメント | リーダーとして任されたチームの規模と範囲、要件定義や進捗管理の経験 | 大手・プライムのSIer、社内SE、ITコンサル |
僕の経歴でいえば、技術は.NETで業界は金融系です。会社員時代に生保・損保の案件に携わり、独立して最初に入ったのも金融(信託銀行)の現場でした。「技術」と「業界」を組み合わせると、専門の中身が相手に伝わりやすくなります。
30歳前の僕が独立時の面談で掘られたこと
2016年、30歳前の僕が独立するときに受けた面談は2社でした。1社は落ち、もう1社に受かっています。
落ちた1社では、技術面をすごく深掘りされました。エンジニア歴7年ほどの人間がどれくらい戦力になるのかを測られていたのだと思います。緊張もあって的を射た回答ができず、負の連鎖でした。
受かった1社で伝えたのは、.NET系の経験が7年ほどあることと基本的に一人称で仕事を進められることでした。業務委託の面談と正社員の転職面接は同じではありません。それでも「何年の経験で何を一人で回せるか」を見られるという点は、30代の転職にも通じる部分です。
独立するタイミングを年齢ではなく何で決めるかは、エンジニアが独立するにはで整理しています。
30代のSIerエンジニアが限界を感じる理由
30代のSIerエンジニアが限界を感じる理由は、大きく「スキルが伸びない感覚」「管理の仕事ばかりになる」「働き方を変えたい」の3つに分けられます。どれが自分に当てはまるかで、転職先の選び方が変わります。
厚生労働省の同じ調査では、転職入職者が前の仕事を辞めた理由も集計されています。男性では「給料等収入が少なかった」が10.1%でした。男性で前年より上昇幅が大きかったのは「会社の将来が不安だった」で、2.2ポイントの上昇です(令和6年雇用動向調査 転職入職者の状況)。
辞めるかどうか自体で迷っている段階なら、SIerを辞めたいときの判断基準を先に読んでおくと整理しやすくなります。
スキルが伸びなくなる
30代になると、新しい技術を覚える機会が減ったと感じる人が増えます。同じ業務システムの保守や改修が続くと、20代のころのように「できることが毎年増えていく」実感は薄れやすくなります。
ただ、伸び方が変わっただけの場合もあります。僕自身、ここ最近で技術力が急激に上がったわけではありません。それでも勘所を掴みやすくなり、当たりの付け方がうまくなった感覚があります。現場をいくつか経験したことで、どこへ行ってもある程度はなんとかなるという自信も持てるようになりました。
30代のスキルは、新しい技術の数だけでなく「初めて見るシステムでも早く勘所を掴める」ことにも表れます。転職の面接でも、この種の経験は具体的な場面で話せると強みになります。
管理の仕事ばかりになる
30代のSIerでは、コードを書く仕事より進捗管理や調整の仕事が増えていくのが一般的です。リーダーやPMの役割を任され、作る時間がほとんどなくなる人もいます。
コードを書き続けたい人にとっては、これが限界を感じる大きな理由になります。一方で、管理や上流の経験は転職市場で評価されやすい経験でもあります。僕の場合は、上流工程やリーダーの経験をしたくて、2024年から別の現場にも入りました。いまはその後継の現場で、発注側の立場から要件定義・ベンダーコントロール・受入テストを担当しています。
管理の仕事そのものが嫌なのか、いまの会社での管理の進め方が合わないだけなのか。ここを分けて考えておくと、選ぶ転職先がはっきりします。前者なら技術を続けられる転職先、後者なら管理の役割をより上流で担える転職先が候補になります。
働き方を変えたくなる
30代は、結婚や住まいなど生活が変わりやすい年代です。残業・休日対応・客先常駐・通勤といった働き方を変えたくて、転職を考える人も多くいます。
僕はフリーランスになってから、2020年のコロナ禍をきっかけにフルリモートになりました。通勤が消えたのは間違いありません。ただ、良くも悪くも自己責任の範囲が広がりました。裁量が増えるぶん、自己管理ができなければ成り立たない働き方です。だから「フルリモート最高、みんなやったほうがいい」とは思いません。合う人には合いますが、合わない人は絶対にやめたほうがいい働き方です。
働き方を理由に転職するなら、求人票の「リモート可」だけで判断しないことが大切です。どのくらいの頻度で出社するのか、障害対応の当番はあるのか。面接で具体的に確かめておくと、入社後の食い違いを減らせます。
「SIerはやめとけ」と言われる理由が自分の会社にどこまで当てはまるかは、SIerはやめとけと言われる理由で6つに分けて整理しています。
30代前半と30代後半で変わること
30代前半と30代後半の転職で変わるのは、「伸びしろ」をどこまで見てもらえるかです。30代前半は経験と伸びしろの両方、30代後半は実績と役割で判断されるのが一般的です。

僕の場合、35歳くらいまでは周りから何となく若手っぽく扱われていた気がします。それが35を超えてから、自分の感覚も周りから求められるものも明らかに変わったように感じています。転職ではなく、フリーランスとして現場にいての実感です。
30代前半:伸びしろも見てもらえる
30代前半の転職では、これまでの経験に加えてこれから伸ばせるかどうかも見てもらえることが多いです。先の統計でも30代前半の転職入職率は男性10.3%・女性13.2%で、全年齢・男女計の9.7%を上回っていました。
この時期に準備しておきたいのは、次の3つです。
- 担当した工程と技術を、プロジェクトごとに書き出しておく
- 「参加した」と「担当した」を分けて伝えられるようにする
- これから伸ばしたい方向(技術・業務・上流・マネジメント)を1つに絞る
30代前半は、技術を変える転職もまだ現実的な時期だと言われます。たとえば業務系システムからWeb系の自社開発企業へ移るような転職です。その場合も「これまでの経験のどこが次で活きるか」を説明できるかが問われます。
30代後半:実績と役割で判断される
30代後半の転職では、実績と役割で判断されるのが一般的です。若手と同じ土俵で伸びしろを比べられるのではなく、「この人に何を任せられるか」で比べられます。
業務委託の面談で面談する側に入っていると、経歴の続き方も目に入ります。直近の経歴が数か月のものばかり続いていると、不安に感じることがあります。逆に同じ案件で何年も続けている経歴のほうが、経歴書としても見栄えが良いと僕は思っています。正社員の採用面接の基準と同じとは限りません。ただ30代後半の転職でも「どこで何年どんな役割を担ってきたか」を問われるのが一般的です。
30代後半で準備しておきたいのは、次の3つです。
- 任せられる範囲を「規模」と「工程」で言えるようにする(何人のチームで、どの工程を回したか)
- 専門かマネジメントか、どちらを軸に見てほしいかを決める
- 成果を数字か役割で示せる場面を2〜3個用意する
いまの現場で一緒に働くフリーランスを見ても、若手でイケイケの人より経験豊富なベテランが多い印象があります。あくまで僕の周りの話で、業界全体の傾向とは言えません。それでも、長く生き残っていくのは結局そういう人なのかもしれない、というのが僕の実感です。
30代の転職先の選び方
30代のSIerエンジニアの転職先は、社内SE・DX推進/ITコンサル/大手・プライムのSIerが中心になります。どれを選ぶかは、先に整理した「専門かマネジメントか」と「何を変えたいか」で決まります。
転職先ごとの違いは、SIerからの転職先の選び方で比較表にまとめました。ここでは30代で選ぶときの見方に絞って書きます。
社内SE・DX推進
社内SE・DX推進は、SIerで積んだ業務知識と調整の経験を発注側で使う転職先です。30代で業界の業務知識を持っている人は、同じ業界の事業会社を選ぶとその知識がそのまま活きます。
注意したいのは、社内SEは楽そうだから選ぶ転職先ではないことです。僕は業務委託として発注側の立場に入っていますが、ユーザーとベンダーの間に立つ仕事は思っていたより大変でした。30代で社内SEを目指すなら、受入テストやベンダー管理まで自分の仕事になる前提で考えておくのが安心です。
社内SEで評価される経験と準備は、SIerから社内SEへ転職する前にで詳しく書いています。
ITコンサル・大手SIer
ITコンサルと大手・プライムのSIerは、30代で上流工程やマネジメントの経験を活かしたい人の転職先です。どちらも要件定義やPMの経験が評価の中心になります。
ITコンサルは、システムを作る前の課題整理と提案が仕事の中心です。手を動かして作る仕事からは離れることが多いので、コードを書き続けたい人には合いにくいかもしれません。大手・プライムのSIerは仕事の進め方が今のSIerと近く、環境の変化が比較的小さい転職先です。二次請け・三次請けにいて上流に触れられなかった30代が、元請けで要件定義から担当したいときの候補になります。
30代後半では、リーダーとして任されたチームの規模や顧客とどこまで直接やりとりしてきたかを具体的に聞かれると考えておくのが無難です。
転職ではなく独立も並べる
30代でSIerを離れるなら、転職だけでなくフリーランスとしての独立も並べて比べておくと判断を誤りにくくなります。業務委託でも、SIerで積んだ経験はそのまま評価の材料になるからです。
僕は転職を考えませんでした。とにかく収入を上げたかったので、フリーランスが手っ取り早いというけっこう安易な理由で独立を決めています。SIerにいた2015年ごろの僕の年収は400万円くらいで、独立して最初の案件は月額50万円でした。
一方で、独立すると税金や社会保険の手続きは自分でやることになります。収入の波も自分で引き受けます。どちらが上ということではなく、何を引き受けるかが違う道です。税や保険の扱いは人によって事情が違うので、分からないところは税理士や役所の窓口などの専門家に確かめてください。
また「フリーランスになると会社員に戻れない」という人もいますが、僕は全然そうは思いません。業務委託で即戦力を期待されて期待どおりかそれ以上の仕事ができる人なら、会社員に戻っても高いパフォーマンスを出すと思います。
転職と独立のどちらが近いかは、SIerキャリア診断(約2分)で確かめられます。独立の全体像はSIerからフリーランスになるにはにまとめています。
30代で転職を成功させる進め方
30代でSIerからの転職を進めるときは、「経験を棚卸しする → 任せられる範囲を1文にする → エージェントに相談する → 面接の準備をする → 内定後に退職を伝える」の順が基本です。1〜4は在職中に進めると、収入が途切れる期間を作らずに済みます。

経験を棚卸しする
30代の転職の準備は、経験の棚卸しから始めます。経験が長いぶん、書き出さないと自分でも強みを見落としやすいからです。
プロジェクトごとに、次の項目を書き出すのが一般的です。
- 業界と業務(例:金融の勘定系、製造の生産管理)
- システムの規模と、チームの人数・自分の役割
- 自分が担当した工程と、参加しただけの工程の区別
- 言語・ツール・OS などの技術
- 身についたスキルと、仕事で意識していたこと
最後の「仕事で意識していたこと」は、書き漏らしやすい項目です。僕は業務委託の案件に応募するときの経歴書に、途中から「習得スキル」と「意識したこと」を書き足すようになりました。面談でも、業務の説明に自分が意識したことを添えて話しています。それが案件の獲得にプラスになっていると感じています。
棚卸しが終わったら、それを1文にまとめます。たとえば「製造業の生産管理システムを5年担当し、リーダーとして設計からテストまでを回してきた」のような形です。技術・業界・工程・任せられる範囲が1文に入っていると、書類でも面接でも軸がぶれません。
30代の求人に強いエージェントを使う
30代で在職中に転職を進めるなら、IT・エンジニアの求人に強い転職エージェントを使うのが現実的です。30代向けの求人にはマネジメントや上流の経験を条件にするものもあり、自分の経験に合う求人を絞ってもらえるからです。
30代でエージェントを選ぶときは、次の点を確かめておくと安心です。
- SIerの仕事や商流を理解したうえで、上流やマネジメントの経験を評価してくれるか
- 自分の行き先(社内SE・ITコンサル・大手SIerなど)の求人を十分に持っているか
- 書類の添削と、企業ごとの面接対策までしてくれるか
- 年収の交渉や入社日の調整を任せられるか
エージェントは2〜3社に登録し、紹介される求人と担当者を比べるのが一般的です。僕自身はフリーランスとしてエージェントを1社しか使っていません。ただそれは不満が無かったからで、つてが無い人はまず複数に登録したほうが良いと思っています。比べてはじめて良し悪しが分かるからです。
ITエンジニア向けの転職エージェントの1つに、レバテック株式会社が運営するレバテックキャリアがあります。公式サイトで確かめたことは次のとおりです(2026年10月8日確認)。
- IT・Webエンジニアの転職に特化したサービスで、登録は無料
- カウンセリングは1〜1.5時間で、電話・オンラインでも受けられる
- 転職を今すぐしたい人だけでなく、まだ検討中の人の相談も受け付けている
- 求人の紹介に加えて、書類の添削や企業ごとの面接対策もサポートしている
- 内定後は、年収の交渉や入社日の調整もしてもらえる
30代で転職先の候補を相談したい方へPR
レバテックキャリアはITエンジニア向けの転職エージェントで、登録は無料です。30代で経験を活かせる求人を、行き先の候補ごとに相談できます。
僕自身は転職をしていないので、レバテックキャリアを使ったことはありません。このページからのご案内の対象は、エンジニアとして働いた経験がある方です。エンジニアの経験がない方・50代以上の方・サービスの対象エリア外の方は、紹介できる求人が無くサポートを受けられないことがあります。
サービスの内容は2026年10月8日に公式サイトで確認したものです。最新の情報は公式サイトで確かめてください。
行き先ごとのエージェントの比べ方は、SIerの転職エージェントの選び方にまとめています。
面接で聞かれることを準備する
30代の面接で聞かれることは、「転職理由」「これまでの経験と任されてきた範囲」「入社後に何ができるか」が中心になるのが一般的です。30代後半では、マネジメントの経験や後輩の育成について聞かれることもあります。
ここからは、業務委託の面談で面談する側に入っている僕が感じることです。正社員の採用面接の経験はないので、そこは割り引いて読んでください。
面談する側に回ると、質問と答えがかみ合っているかどうかがよく見えます。聞いたことと違う答えが返ってくる人とは、一緒に仕事がしにくそうだと感じます。受け答えがしっかりしていれば、それだけで安心して任せられそうに見えます。30代の面接で経験を語るときも、聞かれたことに先に答えてから補足する順番を意識しておくと伝わりやすくなります。
技術の深掘りへの準備もしておきたいところです。僕が30歳前に落ちた面談は、まさに技術面の深掘りで崩れました。自分の専門だと伝える分野については、「なぜその設計にしたか」「どこで苦労したか」まで答えられるように整理しておくのが安心です。
AIの使い方を聞かれる場面も増えています。面談する側としては、いまだに「最近AIを使い始めました」と言っている人は厳しいと感じます。コーディングだけでなく調査や資料作成まで、自分の仕事をどれだけAIに任せられるかを考えながら働いている人は「使える」と思います。30代の転職でも、日々の仕事でどう使っているかを具体的に話せるようにしておくと材料になります。
よくある質問
30代後半でSIerから転職するのは難しいですか
30代後半でも転職は十分にあり得ます。厚生労働省の令和6年雇用動向調査では、35〜39歳の転職入職率は男性7.9%・女性10.5%でした。ただし30代前半より割合は下がり、実績と役割で判断されるのが一般的です。任せられる範囲を具体的に言えるようにしてから動くのがおすすめです。
30代でSIerから未経験の職種に移れますか
SIerの経験とまったく関係のない職種へ移るのは、30代では難しくなるのが一般的です。一方で社内SEやITコンサルのようにSIerの経験の一部が活きる転職先なら、職種が変わっても経験を評価してもらえる余地があります。「これまでの経験のどこが次で活きるか」を説明できるかが分かれ目です。
転職活動は会社を辞めてから始めたほうがいいですか
在職中に進めるのが一般的です。収入が途切れる期間を作らずに済み、焦って条件の合わない会社を選ぶことも減らせます。僕も独立するときは、会社と本格的に退職の話を進める前にエージェントへ相談していました。
まとめ:30代のSIerからの転職は「任せられる範囲」を言葉にできるかで決まる
SIerからの転職は30代でも遅くありません。30代でも転職して入職する人は一定の割合でいて、遅いかどうかより「何を任せられるか」を言葉にできるかで結果が分かれます。
- 30代で見られるのは即戦力。専門とマネジメントのどちらを軸にしてきたかを整理する
- 30代前半は伸びしろも見てもらえる。30代後半は実績と役割で判断される
- 転職先は社内SE・ITコンサル・大手SIerが中心。独立も並べて比べる
- 棚卸しをして任せられる範囲を1文にし、在職中にエージェントと面接の準備を進める
僕は30歳前に、転職ではなく独立を選びました。どちらの道を選ぶにしても、SIerで積んだ経験は伝え方しだいで評価の材料になります。転職と独立のどちらが自分に近いか迷ったら、両方を並べてから決めてください。転職先・進め方の全体像はSIerからの転職先と進め方にまとめています。
まずは30代の転職先の候補を知りたい方へPR
自分の経験でどんな転職先があるかを聞いておくと、転職するかどうかを決める材料になります。僕自身は転職をしていないので、レバテックキャリアを使ったことはありません。エンジニアとしての経験がない方・50代以上の方・サービスの対象エリア外の方は、紹介できる求人が無くサポートを受けられないことがあります。
サービスの内容は2026年10月8日に公式サイトで確認したものです。最新の情報は公式サイトで確かめてください。
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